ロレックス 女子ゴルフ世界ランキングについて
2006年より女子ゴルフに世界ランキングが導入されました。「ロレックス女子ゴルフ世界ランキング」(Rolex Women's World Golf Rankings)です。ロレックス(Rolex)というのは、スポンサー名で、世界的な時計ブランドのロレックスのことです。
この女子ゴルフ世界ランキングは、過去2年間に最低15試合以上出場した選手でアマチュアも対象となります。また、新しい選手は52週間の間に8試合出場したらランキングに入ります。ランキングは、対象となる大会終了後の翌週火曜日に更新されています。
対象となる大会は5つの女子ツアーUSLPGA(アメリカ)、JLPGA(日本)、LET(ヨーロッパ)、KLPGA(韓国)、ALPG(オーストラリア)の賞金ランキング対象のオフィシャルな競技とUSLPGAの二部ツアーである Futures Tourの競技です。
ランキングの算出方法
算出方法は、試合の成績によってポイント数を獲得し、出場した試合数で平均を出すというものですが、大会によってポイント数が違っています。
その大会に@世界ランキングの上位200名以内の選手が何名出場するか(ワールドポイント)Aそのツアーの前年度賞金ランキング上位50位以内の選手が何名出場するか(ホームポイント)という2つの要素を考慮して、ポイント数が決められます。
上位選手が多く出場する試合はポイント数が高いということになりますが、試合もきびしくなるというわけですね。
例外として、世界4大メジャー大会とFutures Tourの大会は固定されたポイント配分となっています。また、過去2年間の期間では直近の13週間を重視する方式ということです。
女子ゴルフ 世界4大メジャー大会とは
女子ゴルフ 世界4大メジャー大会は下記の4つで、メジャー大会を制覇することを「グランドスラム」、生涯のうちにすべて制覇することを「キャリア・グランドスラム」といいます。女子で「グランドスラム」を達成した選手は、誰もいませんが、「キャリア・グランドスラム」は過去に6人います。
- クラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship)
- 全米女子プロゴルフ選手権(LPGA Championship)
- 全米女子オープン(U.S. Women's Open Golf Championship)
- 全英女子オープン(Women's British Open)
この4大メジャー大会のうち、全米女子プロゴルフ選手権と全米女子オープン以外は、過去いろいろと変遷しています。最近では、2001年に「デュモーリエ・クラシック」から全英女子オープンに変わっています。